【あのさの「さ」って何? What is “sa” in “Ano-sa”】日本語レッスン124
あのさの「さ」って何?
「あのさ」の「さ」って何?という質問、ちょっとビックリするくらい新鮮ですね。
日本語教師のガティ先生も、「すごい質問!」と驚かれました。
でも、さすが先生、スラスラと答えてくれました。
「さ」は終助詞
「あのさ」の「さ」は、実は「終助詞(しゅうじょし)」と呼ばれるものなんです。
普通なら「あの」だけでも意味は通じるけど、そこに「さ」が加わることで、感動・強調・話し手の態度といったニュアンスがプラスされるんです。
つまり、言葉に“気持ち”を乗せる役目をしているんですね。
確かに、「さ」がつくことで、ちょっと感情がこもっている感じがします。
この「さ」は、基本的に話し言葉で使われます。
関西弁では「あのな」や「あんな」?
関西弁では「あのさ」に相当するのが「あのな」や「あんな」かもしれません。
ただし、「あんな」は女の子はあまり使わないかも。
女の子なら「あのね」って感じでしょうか。
これらもぜんぶ終助詞にあたります。
「あのさ」の使い方いろいろ
ガティ先生の例文を見てみましょう。
- お願いする時の「あのさ」
「あのさ、ちょっとお金貸してくれない?」
→お願いごとの前に柔らかい印象を与えるために使われます。 - 強めに言いたい時の「あのさ」
「あのさ、そんなことしていいと思ってるの?」
→ちょっと怒りや注意を込めたい時にも使えます。 - 日常会話の自然な入り口としての「あのさ」
「あのさ、今どこに住んでるの?」
→軽く話を始めたい時にも便利。
これらの使い方を見てわかるように、「あのさ」は会話を自然に、そして感情豊かにしてくれる言葉なんです。
自然な会話にするコツ
「あのさ」「あのね」「あんな」などの終助詞を使うと、より自然な会話になります。
ぜひ、日常会話に取り入れてみてください。
気負わず、感情を素直に表すための「さ」。
あなたの言葉をもっとあなたらしくするかもしれません。
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