【「気にかける」と「気を遣う」の違いって? The Difference Between “Ki ni kakeru” and “Ki wo tsukau”】日本語レッスン134

「気にかける」ってどんな意味?

「気にかける」は、ある物事や人に対して“時々思い出す”“心配する”というニュアンスがあります。
たとえば、「あの友人、最近元気かな?」「あの発言、ちょっと気になってるんだよね」など、一度は頭をよぎって、その後もふと気になるような感じです。

病気の友人のことを「気にかける」といえば、「どうしてるかな、大丈夫かな」と、ふと心配するようなイメージです。
頻繁じゃなくても、ふとした時に思い出して心に引っかかる——そんな状態を表します。

「気を遣う」ってどう違う?

一方、「気を遣う」は、“注意をはらう”“気を配る”という意味です。
誰かのことを思いやりながら行動するようなニュアンスが強いです。

たとえば、レストランのスタッフが「気を遣う」といえば、「お客様が何を欲しているか」「どのタイミングで料理を出すか」など、常にお客様を気にかけながら動いている状態です。

ケガをした友人に対して「気を遣う」といえば、「大丈夫?これ持てる?歩ける?」など、ずっと寄り添いながら配慮しているということです。

まとめると…

私の解釈では、
「気にかける」=時々思い出して心配する
「気を遣う」=相手を思いやって行動する
そんな違いがあるのではないかと感じました。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

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