【「まで」と「までに」の違い Difference Between “Made” and “Made ni”】日本語レッスン135
どこが違う?「まで」と「までに」
「まで」と「までに」の使い分け。
「どう違うんですか? よく間違えます」という質問をいただきましたので、改めて整理してみましょう。
「まで」は“そこまで続く”
「まで」は、ある動作や状態がその時点まで“続く”という意味になります。
例えば、
- 「9時から10時までライブします」
- 「夜12時まで寝ます」
この場合、ライブは10時まで続き、寝るのも12時まで続くということになります。その時点で終わるというイメージですね。
「までに」は“その時の前に行う”
一方「までに」は、その時刻になる“前に”行うことを表します。
例文で見てみましょう。
- 「9時までに学校に行かなければならない」
これは、「9時になる前に学校に着いていなければならない」という意味ですね。
同じように、
- 「夜12時までに寝ます」
これは、12時になる前に寝る、ということで、そこから朝まで寝続ける、ということです。
意味の違いにびっくり
一見すると似ている言葉ですが、実際には意味がまったく異なります。
「まで」はその時点まで続くことを表し、「までに」はその時刻の前に動作が完了している必要があるのです。
- 「夜12時まで寝ます」→ 12時まで寝ている
- 「夜12時までに寝ます」→ 12時より前に寝始める
こんなに違うんですね。
まとめ
「まで」は“そこまで続く”、そして「までに」は“その時の前に行う”。
この違いをしっかり押さえて、正しい表現を使っていきましょう。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
池本美代子のTikTok Miyomin Voice tiktok.com/@miyomin22