【滑舌が良くなる簡単トレーニング「さ行」Simple Training Method to Improve Articulation”Sa”】ボイスブログ37
sagyou
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
滑舌が苦手で困っている方は、本当に多くいらっしゃいます。
私自身も実は昔、「さ行」と「ざ行」と「た行」が本当に苦手でした。
「さ行」と「ざ行」が上手く言えず混ざってしまい、何を言っているのか全く分からない状態になってしまっていました。
私は「おはようございます」が言えなかった
私、「おはようございます」すらまともに言えませんでした。
「ざ行」が特に難しく、「おはようございます」が「おはよごらいます」のようになってしまい、明確に言えませんでした。
では、なぜこんなことが起こるのでしょうか?
滑舌が悪くなる原因とは?
滑舌の悪さは、多くの場合、舌の位置や動かし方が原因となっています。
特に「さ行」「ざ行」は、舌先が歯や歯茎にうまく接触していないと、音がぼやけたり、はっきりしなかったりします。
「さ行」「ざ行」克服のポイントは舌の位置!
ここから、具体的なトレーニング方法を紹介します。
まず、舌先を歯と歯茎の境い目に軽く触れるように置いてみましょう。
ポイントは、「強くくっつけ過ぎない」ことです。
ほんの少し、軽く触れる程度です。
その状態で、「さしすせそ」とゆっくり発音してみてください。
言えましたか?
次は、「ざじずぜぞ」です。
同じように発音してみましょう。
普段とは違う舌の位置や動きを感じられたかもしれません。
「さ行」「ざ行」の言葉が苦手なら、ぜひ試してみて
今までとは違った舌の位置で練習すると、意外とすんなり言えることがあります。
発音が難しいと感じた時は、この「舌先を歯と歯茎の境目に軽くつける」方法を試してみてください。
もちろん、練習を続けることが重要です。
舌も筋肉ですので、トレーニングを続ければ自然と動きが良くなり、滑舌も改善されていきます。
もっと簡単!意識を「後ろ」に持っていく方法
実は、もう一つ簡単なコツがあります。
それは、「意識を後ろに持っていく」こと。
普段、話そうとすると、どうしても意識は顔の前面や口元に集中しがちです。
これを意識的に「後ろ(俯瞰した位置)」に持っていくことで、口周りの力が抜け、顔や喉、舌の緊張も自然と解けていきます。
すると、不思議なことに、口の動きがスムーズになり、滑舌も自然と良くなります。
今回のまとめ
- 舌先を歯と歯茎の境目に軽く触れ「さしすせそ」「ざじずぜぞ」を繰り返しゆっくり言ってみる
- 意識を前ではなく後ろに持っていき、緊張を和らげる
この2つを意識して日常的にトレーニングするだけで、滑舌は大きく改善するでしょう。
あなたの滑舌が少しでも良くなるよう、心から応援しています!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
(俯瞰クラブは終了しました)
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。