【話す前に息を吸わないテクニック The Technique of Speaking Without Taking a Breath First】 ボイスブログ9
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
話す前に息を吸わないことのメリットとは?
普段、皆さんは話し始める前に「息を吸ってから」話し始めていませんか?
実は多くの人が、話す直前に無意識に息を吸って話す準備をしているんです。
でも、この習慣にはちょっとした落とし穴があるんですね。
話す前に息を吸い込むことで、無意識のうちに身体に緊張を与えてしまっています。
特に、
- 喉
- 胸
- 顔
などが緊張してしまうんですね。
つまり、「わざわざ緊張させてから話し始めている」ことになるんです。
実際に試してみましょう
では実際にやってみましょう。
まず、普段通り息を吸ってから「こんにちは」と言ってみます。
「(息を吸って)こんにちは!」
次に、全く息を吸わないで、そのまま突然「こんにちは」と言ってみましょう。
「こんにちは!」
いかがでしょう?
声の響きや体の感覚も、少し違いますね。
実はそれだけではなく、気分もまったく違うんです。
息を吸ってから話すと、ちょっと焦った感じがしませんか?
一方で、息を吸わずにそのまま話すと、「素のままの自分」でいられる感覚になります。
話す前の緊張が消え、自然な余裕が生まれるのが、この方法の良いところなんです。
特に効果的な場面とは?
特におすすめなのが「電話を取るとき」。
受話器やスマホを持ち上げるとき、無意識に息を吸ってしまうこと、多いです。
「確かにそうだ!」と思った方もいるかもしれません。
そんな時こそ、息を吸わずに、そのまま話し始めてみてください。
これだけで気持ちに余裕が生まれ、リラックスして話せるようになるんです。
まとめ
今日は「話す前に息を吸わないテクニック」をお伝えしました。
シンプルですが、すぐに実践できて、緊張を和らげることができます。
今後、息についてさらに詳しく解説する動画もアップしますね。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。