【息を使わずに声を届ける Speak Clearly Without Breathing into the Microphone】 ボイスブログ11
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
アナウンサーがマイクに息を吹きかけない理由
アナウンサーが話す時、マイクを使います。
マイクで話す際、実は気をつけなければいけないことがあります。
それは、「息でマイクを吹かない」ということです。
なぜかというと、マイクに息が直接当たると、「ボフッ」という風の音が入ってしまうのです。
アナウンサーはそのため、「息を出さないで話す」という技術を使っています。
息を使う声と使わない声の違いとは?
ここでちょっと意外な話をします。
「息=声」だと思いがちですが、実は違います。
息をたくさん使って話すと、ふわ〜と広がる軽い声になります。
すぐに消えてしまいそうな、なんだか頼りない感じの声です。
それに対して、息をほとんど使わずに話すと、声がキュッとまとまって、重みのあるしっかりとした声になります。
声そのものにインパクトが出て、相手にもしっかりと届きやすくなります。
息を止めて話す練習法
では、どうやったら息を出さずに話せるようになるのか。
ちょっと試してみてほしい方法を紹介します。
まず、顔の前にラップを貼るイメージをしてみてください。
実際にラップを顔に貼るのは危険なので、あくまでイメージです。
その状態で「息が出ないように」意識して話してみます。
たとえば、自分の手を口の前にかざして、「息が出ません」と意識して話してみてください。
すると、不思議なことに、息が止まり、声の質も自然と変わってきます。
声がはっきりとして、少し大きくなる感覚があるかもしれません。
今日から試せるボイトレ法
アナウンサーのような通る声を目指したい方は、ぜひ「息を使わない話し方」を今日から意識してみてください。
いつもの声が、ぐっと伝わりやすくなるはずです。
ぜひ、試してみてくださいね!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。