【声の高低差で表現力アップ!Enhance Expression with Vocal Pitch Variation!】ボイスブログ18
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
音の高低差を意識すると話し方が劇的に変わる!
私たちが普段話している日本語は、音の高低差を上手に使うことで、伝わりやすく、表現力豊かになります。
今日はそんな「音の高低差」を意識した話し方のポイントと練習方法を紹介します
「音の高低差」とは?
日本語は「高低アクセント」の言語です。
つまり、音の高低がとても大切なんですね。
この高低差が大きければ大きいほど、より相手に伝わりやすくなり、表現力が格段にアップします。
高低差をつけて読んでみましょう
学生時代の友人と久しぶりに電話で話をしました
この文章、普通に読むと平坦になりがちですが、文節ごとに区切りをつけて「高い・低い」をはっきりさせると、とても聞き取りやすくなるんです。
例えば、こんな感じ。
学生時代の友人と/久しぶりに/電話で話をしました
これを、
- 学生時代の友人と【高→低】
- 久しぶりに【高→低】
- 電話で話をしました【高→低】
と、それぞれの文節ごとに高低差をしっかり意識すると、グッと聞き取りやすくなります。
一番伝えたい言葉「電話」の「電」を特に高くするのがコツ!
意識してほしいのが各文節の最初の文字、たとえば「学生」の「学」の音。
「学」を高く発音すると、メリハリがついて聞き取りやすくなります。
次の文節の「ひさ」も高くし、次の文節の「電」は、とても高くすることで、「電話」が印象付けられます。
一度、自分の声を録音して聞いてみると分かりますが、実は「こんなに高くていいの?」と思うくらいの高低差があるぐらいでちょうどよく聞こえます。
「少しオーバーかな?」と感じるくらいがちょうど良いんです。
セミナーなどで実際にやってみると、「こんなに高い音、出したことない!」と驚かれる方が多いんですが、録画や録音をして聞き返すと「これくらいの方が伝わりやすいな」と納得されます。
日常会話でも意識してみよう!
日常的な挨拶も、高低を意識するだけで明るく元気になります。
例えば、
- 「こんにちは」ではなく、「こ↗ん↘にちは」
- 「ありがとう」ではなく、「あ↗り↘がとう」
こんなふうに意識して話してみましょう。
表現力がアップして、相手に伝わる印象がとても良くなりますよ!
ぜひ、今日から「音の高低」をたっぷり使って話してみてくださいね。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。