【言葉遣いのマナー(その3)お金の授受 Language etiquette (part 3) Money exchange 】ボイスブログ21
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
お金のやり取りでよく聞く敬語、実は間違っているかも?
今日は、お店でよく耳にするお金の受け渡しに関する言葉遣いを見ていきましょう。
実は普段使っている言葉の中にも、間違った使い方が多いんです。
「~円からお預かりいたします」はNG
お店でよく耳にする、
「1000円からお預かりいたします」
という言い方ですが、この「から」は間違いです。
正しくは、
「1000円お預かりいたします」
が正解です。
「から」は不要ですので、今日から意識して使わないようにしましょう。
「ちょうど」の場合、「お預かり」じゃなく「頂戴いたします」
次にこちら。
「1000円ちょうどお預かりいたします」
よく聞きますが、これも実は間違いです。
なぜかというと、「お預かりする」という言葉は、「一旦預かり、何かを返す」というニュアンスが含まれているからです。
「ちょうど」の場合、返すお釣りがないため、「預かる」ことにはなりません。
正しくは、
「1000円ちょうど頂戴いたします」
です。
「いただく」という表現が適切です。
「とんでもございません」は間違い!
最後にもうひとつ、よく聞く間違った敬語があります。
それは、
「とんでもございません」
実は、「とんでもない」というのは一つの言葉で、「ない」の部分だけを「ございません」に置き換えることはできません。「切ない」や「情けない」と同じく、一語として扱われる言葉です。
正しい表現は、
「とんでもないです」
または、
「とんでもないことでございます」
と言います。
褒められたり感謝されたりした際には、
「とんでもないです。ありがとうございます」
が、好印象です。
正しい言葉遣いで、気持ち良いコミュニケーションを!
今日お伝えした間違い、普段よく聞く言葉ばかりだったかもしれません。
これを機会にぜひ意識して、正しい言葉遣いを身につけましょう。
正しい敬語が使えると、相手に与える印象もぐっと良くなります。
ぜひ今日からすぐに、実践してみてくださいね!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。