【全てと全部の違いとは?Subete vs Zenbu – What’s the Difference?】日本語レッスン80

全てと全部、違うの?

「全て」と「全部」って同じみたいなんですけど、少しだけ使い方が違うんです。
これ、調べてみて私もびっくりしました。

「全て」は名詞と副詞の両方で使える

「全て」には2つの使い方があります。
一つは名詞として、もう一つは副詞としての使い方です。

・名詞:「全てが消えました」
→ この場合の「全て」は「あらゆるもの」という意味で名詞です。

・副詞:「全て話してください」
→ 動詞を詳しく説明していて、「何もかも残さずに」というニュアンスになります。

「全部」は名詞

一方で、「全部」は名詞として使われます。
意味は「ある物事の全体」「みんな」といったもの。
つまり「全て」の名詞の意味とほぼ同じです。

・例:「仕事が全部終わった」
→ 「仕事が全て終わった」とも言い換えられますね。

「全部」は「全体」という具体的なイメージに強く、「全て」は「一つ残らず」という少し抽象的な感じがあります。

たとえば、 ・「名作シリーズの全部を集めました」
→ 「シリーズの全巻を集めた」という意味になります。

まとめ

ちょっとした違いではあるけれど、文章の雰囲気や意味の強さが変わってくるので、知っておきたいポイントですね。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

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