【「もともと」と「そもそも」どう違う? The Difference Between “Motomoto” and “Somosomo】日本語レッスン136

「もともと」ってどういう意味?

「もともと」は、物事の最初の状態、つまり“変化する前の初期状態”を指します。

たとえば、
「私はもともとスポーツが苦手」
というと、“初めからスポーツが苦手だった”ということになります。

この「もともと」は、その人の“元の性質”や“始まりの状態”を説明するときによく使います。
たとえば、こんなふうに使います。

  • もともとあなたが悪い(=最初からあなたの行動が問題だった)
  • ダメでもともと

「そもそも」ってどういう意味?

「そもそも」は、物事の根源や本質を語るときに使います。
少し“書き言葉”っぽい印象があります。

たとえば、
「そもそもあなたのやり方が悪い」
これは、単に結果がダメだったんじゃなくて、“根本のやり方自体が間違っていた”という指摘です。

また、「そもそも」は話を仕切り直すときにも使えます。

たとえば、
「そもそも私は人に相談するのが嫌だ」
「そもそも人に会いたくない」
これは、自分の本音を改めて言うような使い方です。
自分の気持ちや立場を“原点”に戻して話すときに便利です。

「もともと」と「そもそも」こう違う!

簡単にまとめると、

  • もともと:初めからそうだった(状態の始まり)
  • そもそも:根本的にどうか(本質・理由)

こんなふうに、「もともと」と「そもそも」を使い分けてみると、言いたいことがもっとクリアになりますね。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

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