【「返信」と「返事」の違い Difference Between “Henshin” and “Henji”】日本語レッスンJapanese lesson 177
返信と返事の違いって?
何気なく使っている「返信」と「返事」。
このふたつの言葉、似ているようで使い方が違います。
返信とは?
「返信」というのは、メールや手紙、SNSなど、何かしらの“書かれたもの”に対して返すものです。
つまり、書き言葉でのやり取りに使われるのが「返信」なんですね。
たとえば、
- メールをもらって、メールで返す → 返信
- SNSのコメントにコメントで返す → 返信
こういった場合、「返信しました」「ご返信ありがとうございます」などと表現されます。
返事とは?
一方で「返事」というのは、手紙やメールなどに対してだけでなく、質問や呼びかけなど、もっと広い範囲に使える言葉です。
声で答えるのも返事だし、書いて返すのも返事です。
たとえば、
- 「おはよう」と言われて「おはよう」と返す → 返事
- 「この件どうなりましたか?」と聞かれて「はい、進めています」と答える → 返事
- 手紙をもらって返すときも「返事を書く」と言うことができる
なので、「返事」は場面によって「はい」「いいえ」だけで終わることもあるし、丁寧に説明を書かなければいけない場合もあります。柔軟な使い方ができるんですね。
まとめ
- 返信は「文章」でのやり取りに限定されます
- 返事は「話す」「文章」どちらでもOK
- 「返信」はフォーマル寄り、「返事」はカジュアル寄りに感じられる場面もあります
それぞれの場面で、ぴったりの言葉を選んで使ってください。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
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