【関西弁にびっくり!Surprised by Kansai Dialect】日本語レッスン107
三重県でのカルチャーショック
仙台から三重にお引っ越しされた外国の方が、「三重に住んでびっくりした」と話してくれました。
何に驚いたのかと聞いたら、「関西弁」に驚いたというんです。
「関西弁ってそんなに?」と思った私(兵庫県在住)ですが、その方にとってはまさに“恐怖”レベルだったそうです。
意味が分からない!?関西弁講座
たとえば、こんな言葉。
かまへん
「気にしないで」「大丈夫、大丈夫」って意味ですね。英語でいうと “It’s okay” のニュアンスです。
ほんで
「それでね」「そしてね」という意味。会話のつなぎに使われます。
ほんなら
「じゃあ」「そうしたら」って意味。「ほんならこれしようか」という感じで使います。
おおきに
「ありがとう」です。お店などでもよく聞く、関西らしいフレーズ。
あかん
「ダメ」「それは無理」って時に使います。「もうあかんわ」は「私はもう無理かも」のニュアンス。
ほんまに
「本当に」「マジで」って意味。感情を強調する時によく使われます。
なおす・ほかす
ここでまた衝撃が。「なおす」は「片付ける」、「しまう」という意味で、「修理する」ではないんです。そして「ほかす」は「捨てる」の意味。
「なおしといて」→「片付けておいて」
「ほかしといて」→「捨てておいて」
ところが、これを「保管しといて」だと勘違いし、大切にしまっていた…という笑い話もあるくらいです。
言葉の文化
こういう地域特有の言葉って、知らないと本当に戸惑いますよね。
でも、ちょっとしたユーモアとして受け止めると、逆に楽しいエピソードにもなります。
軽い言葉のやり取りもまた、地域の雰囲気を感じさせてくれるものです。
最後に
言葉って、文化そのものですよね。
地方に住むことでその文化に触れ、新しい世界が広がっていくのも、移住の楽しさのひとつだと思います。
関西弁の世界、奥が深いです!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
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