【緊張せず人前で話すコツ|How to Speak Confidently in Public】ボイスブログ77
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
人前で話す時のネガティブな感情とは?
人前で話す時、緊張しますか?
話す前に、「間違えちゃダメだ」「ちゃんとやらなきゃ」と思ってしまうことは多いです。
「やっぱり無理かも」「早く終わって帰りたい」といったことを考えてしまう人も多いでしょう。
こうした気持ち、「ネガティブ」ですね。
人前で話すのが苦手な方は、このようなネガティブな感情を抱えていますが、それはどこから来ているのでしょうか?
ネガティブな気持ちの原因は「人の目」
ネガティブな気持ちは、「人の目」を気にするところから生まれます。
「うまく話せなかったらどうしよう」とか「周りは自分をどう思うだろう」と考えると、不安になってしまいます。
しかし、実際に本気で話を始めたら、人の目を気にしている余裕があるでしょうか?
実は、真剣に話している時には、そんな余裕はありません。
もし、「どうしよう、大丈夫かな」「ドキドキする」と感じているなら、それはある意味、余裕があるということになります。
少し皮肉っぽく聞こえるかもしれませんが、これは実際には、「自分の役割以上に周囲の目に意識がいってしまっている状態」だと言えます。
人前で話すための意識の持ち方
では、どうしたらいいのでしょうか?
人前で話す時に重要なのは、「役割を果たすこと」です。
自分がやるべきことに集中し、その役割をただひたすら果たすようにしましょう。
「これが私の仕事」と割り切って、全力で集中してみてください。
「1・2・サン」の意識の切り替え法
役割を果たすことに集中するために使える方法があります。
それは、「1・2・サン」という掛け声です。
例えば、原稿が目の前にあるなら、そこに書かれた文章にしっかりと意識を向けます。
「1・2・サン」の掛け声とともに、自分の意識を後ろに下げて、落ち着いて丁寧に、一文字ずつ読み上げるのです。
原稿がない場合は、自分が伝えたいことを心の中でしっかりと持ち、それを丁寧に伝えることだけに集中しましょう。
意識を自分に集中させる練習をする
最初は、周囲への意識が80%、自分の意識が20%だったとしても、徐々にこの割合を変えていきます。
50:50、30:70、そして最終的には10:90くらいまで、自分の役割に集中できるようになっていきます。
自分に意識を集中する割合が大きくなればなるほど、話すことが楽しくなります。
「1・2・サン」を使って実践してみよう
人前で話す機会があったら、「1・2・サン」の掛け声を使って意識を切り替えてみてください。
大丈夫かなと感じるかもしれませんが、事前に練習しておくと、徐々に慣れていきます。
ぜひ、「1・2・サン」の練習を日頃からやって、人前での発表にトライしてみてください!
ホワイトボードの文字が間違っていました。「指令」→「司令」
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
(俯瞰クラブは終了しました)
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。