日本語の受け身って? What is the Japanese Passive Voice? 日本語レッスン18
日本語の受け身って?
「受け身」と聞くと、英語の文法を思い出す方も多いのではないでしょうか?
特に学校で習った「be動詞+過去分詞」の形を思い出して、少しややこしいイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも、日本語の受け身は実際にはもっと身近でシンプルなんです。
今回は日本語の受け身について、具体的な例文を使ってわかりやすく説明していきます。
受け身とは?
受け身とは、「対象からの働きかけを受ける」表現です。
例えば次の文を見てみましょう。
- 「犬は猫に噛まれた」
この例文では、「犬」が対象であり、「猫」が働きかける側です。
「噛む」という動詞が受け身の形になり、「噛まれる」と変化しています。
つまり、
- 猫 → 働きかける側
- 犬 → 働きかけを受ける側(受け身)
という関係になっています。
能動的な文との違いは?
では、能動的な文(自分から働きかける表現)に変えるとどうなるでしょう?
- 「猫は犬を噛んだ。」
この文は猫が自分から犬に働きかけている表現です。
このように、主語を入れ替えることで受け身と能動的な文の違いがはっきりします。
また、「噛まれる」が「噛む」に変わることで、能動的な表現となっています。
受け身の文の作り方
受け身の文を作る基本は、動詞の形を変えることです。
- 噛む → 噛まれる
- 食べる → 食べられる
- 書く → 書かれる
このように、動詞の形を変えることで簡単に受け身の文が作れます。
まとめ
日本語の受け身は難しそうに感じますが、実際はシンプルです。
「対象から働きかけを受ける」という状況を表現するために、主語を入れ替え、動詞の形を変えるだけで良いのです。
少し難しく感じたかもしれませんが、基本的なルールを覚えてしまえば、自然と使いこなせるようになりますよ。
ぜひ、身の回りの例文を使って練習してみてくださいね!
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