【「〜は」 と 「〜が」 の違い ”Ha” vs. “Ga” in Japanese】日本語レッスンJapanese lesson 180
「は」と「が」の使い方の違いって?
日本語学習者が難しく感じるポイントのひとつ、「は」と「が」の使い方です。
今回は、いろいろな使い方がある中の一つをご紹介します。
「は」は、すでに話した話題について使う言葉です。
つまり、「これはもう知ってるよね?」という前提がある時に使います。
一方、「が」は、新しく出てきた情報に使います。
「初めて話す内容だよ」「今から登場するよ!」という時にぴったりな言葉です。
桃太郎の話で説明してみよう
では、実際に「桃太郎」のお話を使って、「は」と「が」の違いを見ていきましょう。
昔々、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
この文章の「が」は、初めて登場する人物のことを紹介しているから使われています。
つまり、「新しい情報」です。
次の文を見てみましょう。
おじいさんは山へしばかりに、
おばあさんは川へ洗濯に行きました。
ここで使われているのは「は」。
なぜかというと、もうすでに登場しているおじいさんとおばあさんの話をしているからです。
つまり、「前に話したこと」だから「は」なんです。
桃が流れてきた時も…
川で洗濯をしていると、どんぶらこどんぶらこと大きな桃が流れてきました。
ここでも「桃が」となっているのは、その桃が初めて出てきたから。
「初登場」なので、「が」が使われています。
そして次の文で…
その桃はとても大きくて重たい桃でした。
もう桃は出てきているので、今度は「は」が使われています。
英語の「a」と「the」に似てる?
英語を学んだことがある人は、ここでピンとくるかもしれません。「a」と「the」の違いに似てますね。
例えば、
- 初めて出てきたときは「a peach」
- その後は「the peach」
そんなふうに使い分ける感じなんです。
英語とつながっていて、ちょっとおもしろいですね。
まとめ
「は」は、すでに話したことや、共有された情報に。
「が」は、初めて話す新しい情報に。
この使い方も覚えておいてくださいね!
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