【ありがとうございます」の発音とイントネーション】日本語レッスン6
【意外と多い?「ありがとうございます」の間違い】
今日はちょっとした日本語のポイントについてお話ししたいと思います。
日本語で感謝を伝えるとき、よく使われる言葉は「ありがとうございます」ですね。
実はこの「ありがとうございます」、外国の方がちょっと間違いやすいポイントがあるんです。
【ポイント1:「とう」の音を伸ばそう!】
日本人は「ありがとう」と長く伸ばして言いますが、外国の方の中には「ありがとございます」と、短く切ってしまう方が多いようです。
正しい言い方は「ありがとーございます」のように、「と」をしっかり伸ばすんですね。
短く「ありがとございます」となってしまうと、日本語ネイティブには少し違和感があるので、ぜひここは気をつけて「ありがとう」と伸ばして言ってみてくださいね!
【ポイント2:イントネーションにも注意!】
もう一つのポイントはイントネーション。 よくある間違いが、「ありがとうございま『す』↑」と最後が上がってしまったり、「ありが」と急に高くなったりすること。
そうすると、聞いている側にとってちょっと聞きづらくなってしまいます。
正しいイントネーションは、全体的にフラットに、そして最後が少し下がる感じで、「ありがとうございます」と伝えるのが理想です。
【ポイント3:「が」と「す」の音にも秘密が!】
さらに詳しく言うと、「が」の発音は「鼻濁音(びだくおん)」にして「が」ではなく柔らかく「か°」と発音することが聞きやすい音になります。
また最後の「す」は無声音といって、はっきり音にしないで軽く消えるような感じです。
「ありがとうございます」ではなく、「ありがとうございまㇲ」と、すっと消えるイメージですね。
この二つのポイントを押さえるだけで、ぐっと日本語らしい自然な発音になります。
ちょっとしたコツですが、意識してみると周りの反応も変わってくるかもしれません。
ぜひ、素敵な「ありがとうございます」をマスターしてみてくださいね!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
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