【不思議な一言「ん」の使い方 Japanese Sound “N”: How and When to Use It】日本語レッスン53
「ん」には2つの使い方がある
日本語には「ん」という音がありますが、このたった一文字に、異なる意味や使い方があるのをご存知でしょうか?
今回はこの不思議な「ん」について解説します。
「ん」は、口語でとてもカジュアルな表現です。
相手の話に同意する「ん」
まず1つ目は、相手の話に同意するときの「ん」です。
例えば、
- 「明日行ってもいい?」「ん、いいよ。」
この「ん」は、「了解」という意味で使われます。
疑問や違和感を示す「ん」
2つ目は、疑問や違和感を表す使い方です。
例えば、
- 「それ、本当に大丈夫?」「ん?なんか変?」
この「ん」は、「何かおかしいな」と疑問を感じたり、不思議に思ったりする感情を表しています。
音の高低で意味が変わる
おもしろいのが、この「ん」は声のトーンによって意味が大きく変わることです。
- トーンを下げて「ん」と言えば、納得や同意
- トーンを上げて「ん?」と言えば、疑問や驚き
たった一文字なのに、発音ひとつでコミュニケーションの意味がガラリと変わるのです。
「ん」をうまく使って表現力アップ!
「ん」の使い分けを知ることで、会話がはずみそうです。
ぜひ、会話の中で使ってみてください。
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