【手段と方法の違いって? Difference Between “Shudan” and “Houhou”】日本語レッスン Japanese lesson 161
手段と方法ってどう違う?
「手段と方法の違いって何?」という質問、とてもいいポイントを突いています。
わかっているようで、つい混同してしまうこのふたつ。
今回は、その違いをお伝えしていきます。
手段は“道具”、方法は“流れ”
どちらも「目的を達成するための行動」に関係していますが、意味するところがちょっと違います。
まず【手段】とは、「行動に必要な“道具”」のこと。
たとえば「通勤の手段」と言えば、「自転車で行く」「バスに乗る」「電車で通う」「車で行く」など、どの道具を使うかという話になります。
つまり、手段とは「行動のための具体的な道具や手法」のことを指しているんです。
方法は“手段+プロセス”
一方の【方法】は、手段の内容に加えて、「目的を達成するための全体の具体的な流れややり方」も含んでいます。
たとえば「通勤の方法」となると、「家を出て駅まで歩いて、電車に乗り、会社に着くまでのすべてのプロセス」が含まれます。
つまり、単なる“道具”ではなく“全体の進み方”を指しているんです。
なので、方法のほうが、手段よりもちょっと範囲が広いイメージですね。
例文で違いをチェック!
- 【手段】
- 「非常手段を使う」
- 「有効な手段を考える」
⇒ どれも“道具”や“策”を意味しています。
- 【方法】
- 「うまくできる方法を探す」
- 「ボイストレーニングの方法」
⇒ “どう進めるか”という内容が含まれています。
まとめ
手段は「道具」。
方法は「道具+具体的な流れ」。
つまり、方法は手段を含んだ“広い意味”を持っているというわけですね。
どうでしたか?ちょっとスッキリしてもらえたら嬉しいです。
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