【滑舌を良くする方法】
舌先の位置、あるいは意識を後ろに置いて顔の力を抜く
滑舌を良くする方法!舌先の位置、あるいは意識を後ろに置いて顔の力を抜く![スピリット・ボイス トレーニング303]
※ スピリット・ボイスは、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識でラクに楽しく話すトレーニングをしています ※
滑舌のお悩みは本当に多いです。
舌先がどこについているかによって、音が違ってきます。
これがうまくできないと、滑舌もよくなりません。
ここからは、私の感覚で、こうかなと思う舌先のつく場所をお伝えします。
まず、舌先が上に上がって発音する音です。
ナ行は、上の歯の裏に、割とベタっとつきます。
タ行は、上の歯の裏にちょこっとついて、ぱっと下に離れます。
ラ行は、上の歯の裏から上あごへ舌で触っていくと、カクンと角があるのですが、そのカドに舌先がつきます。
舌先がつく位置が、前にいったり後ろにいったりすることで、ダ行とラ行が混じったり、曖昧な音になってしまいます。
次に、ナ行、タ行、ラ行以外の、舌先が下の歯の裏につく音についてお伝えします。
舌先が下の歯と歯茎の境目につくようにして発音すると舌が伸びて、いい音になると思います。
カ行は、舌の真ん中あたりが上あごについてぱっと離れる、サ行は、舌の真ん中あたりが上あごに近づいて隙間を作りその間を擦る音で発音する、ザ行はその隙間をなくして破裂させるように発音する、など、音によって違います。
以上が私の思う発音の仕方なのですが、発音は本などでもいろいろ紹介されていて、私がお伝えした方法と違うものもあります。
なので、調べてみて、あなたがこれだ!と思う方法を取り入れてください。
私の方法で滑舌が良くなる方も多くいらっしゃいますので、ご参考に!
しかし、ああ〜〜ややこしい!と思っちゃいますね!
なぜ口がうまくまわらないのか、それは、意識が口や頬にあるからなのです!!
うまくちゃんとしゃべらなきゃ〜と思うと口先に力が入ります。
口に力が入り、頬に力が入り、舌にも力が入る、そのために口がうまく動かなくなってしまうのです。
そこで!
スピリット・ボイスの掛け声「1、2、サーン」で、意識を口元から後ろに持っていきましょう。
すると、口周りに入っていた力が抜けます。
力が抜けた口、頬、舌が、ようやく自由を勝ち取り、正しく動き始めるのです。
意識が後ろに移動した途端に、滑舌が悪いというクセが、だんだん消えていくのです。
ですので、先程私がお伝えした舌先の位置を練習してみるのも良いのですが、実はそれよりも、「1,2,サーン」と言って意識を後ろに持っていくことで、簡単に滑舌は良くなるのです。
顔の力を抜くことで、自然に音がうまく出るようになるのです。
これで、滑舌は無理なく改善されていきます。
後ろに意識を置くことで、いつもの自分ではないピュアな自分になり、いろいろなクセが取れいていきます。
語尾が上がるクセ、はっきり音にできないクセも、後ろに意識を持っていくことで改善し、言うのが難しかった音も言えるようになります。
そして、とても話しやすくなると感じられるでしょう。
池本美代子YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/user/miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「スピリット・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」スピリット・ボイスは、
あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。