【笑顔で話すことの落とし穴 Pitfalls of Always Talking with a Smile】ボイスブログ25

※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※

笑顔で話すって本当に良いこと?

人前で話す時、「笑顔が良い印象を与える」とよく言われますね。
確かに、私も昔、アナウンサーをしていた頃は、ずっと笑顔を心がけて話していました。
でも実は、それにはちょっとした落とし穴があるんです。

作り笑顔の怖さ

ずっと笑顔をキープすると、一見良い印象を与えるかもしれませんが、実際には「怖い」と感じることがあります。
なぜなら、無理に笑顔を作り続けると顔に力が入り、本来の感情が表現できなくなってしまうからです。

例えば、「悲しかった」や「怖かった」と話す時も笑顔だと、聞いている相手は「本当にそう思ってるの?」と違和感を覚えます。
素の表情を基本に、喜怒哀楽をきちんと表現することで、本当の意味で表情豊かな話し方ができるようになります。

口を縦に開けることの大切さ

実は日本語はあまり口を大きく開けなくても話せてしまう言語です。
でも、口を小さくしか開けないと、声がこもったり、本心が伝わりにくくなったりします。

例えば、奥歯に物が挟まったような話し方では、「本当にそう思っているの?」と疑問を感じられてしまいます。
一方、口を大きく縦に開けてハキハキ話すと、相手に素直で信頼できる印象を与えることができます。

実際に試してみよう

では、実際に口をしっかり開けて話してみましょう。

「今日は本当にあなたに会えて嬉しかったわ!」

口を大きく開けて話す方が、表情が自然で、伝わる印象も断然良くなります。

口を開ける=心を開く

口をいっぱい開けて話すというのは、心を開いて本音を伝えているイメージです。
聞いている人にも「信じられる」「自然体だな」と感じてもらえるでしょう。

最後に:笑顔は素敵だけど…

笑顔は素敵なことです。
でも作り笑顔で固定するのではなく、素の表情を基本に口をしっかり開けて話すことを心がけてみましょう。

顔が楽になることで、自然とリラックスして話せます。
あなたが楽になれば、聞いている相手も自然と楽な気持ちであなたの話を聞いてくれるはずです。

ぜひ、頬を緩めて口を開けてお話してみてくださいね。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。

「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。 

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