【花と華の違いは? Hana: One Sound, Two Meaning】日本語レッスン129

花と華の違いって?

日本語には、同じ読み方でも意味がまったく違う言葉があります。
その一つが「花」と「華」。
どちらも「はな」と読みますが、それぞれ使われる場面や意味が違います。

花:植物の花、特に桜のイメージ

まず「花」。
こちらは植物の花を指します。
特に日本人にとっては、桜の花をイメージすることが多いです。
「花が咲く」「花をいける」など、日常的にもよく使います。

また、花そのものではなくても、「あの人は花のように目を引くね」なんて表現でも使われたりします。
「花のように人目を引く」――つまり、見た目や存在感が華やかなものにも「花」という言葉を使うことがあるんです。

華:キラキラとした華やかさ、美しさ

一方で「華」は、もっと抽象的で内面的な輝きを表す時に使います。
キラキラした雰囲気、美しい様子、派手さなどを表現する言葉です。

たとえば「華やかに着飾る」「華々しい人生」「華のある人だ」など、外見だけでなく、その人の持っている雰囲気や人生の歩みそのものに「華」を感じさせることもあります。

音は同じでも、意味が違う

「花」も「華」も、どちらも「はな」と読みますが、意味はこのよう違います。
植物の花としての「花」、そして美しく輝く様子を表す「華」。

どちらの「はな」も、とても素敵な意味を持つ言葉ですね。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

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