【増える?殖える?どう違うの? “増える”vs”殖える” – What’s the Difference?】日本語レッスン Japanese lesson 158
「増える」と「殖える」の使い方の違い
「増える」と「殖える」、どちらも「ふえる」と読む漢字ですが、その使い方には違いがあります。
「どう違うんですか?」という素晴らしい質問に対して、私も改めて調べてみて「なるほど!」と思ったので、シェアします。
「増える」は、数量が多くなること
こちらの「増える」は、単純に“数”が多くなる時に使います。
たとえば、
- レッスンの数が増える
- 人の数が増える
- 体重が2kg増える
など、数字で数えられるものが「多くなった」場合はこちらの「増える」を使います。
「殖える」は、財産や動植物などが多くなること
一方で、「殖える」は“財産や動植物”が増加する場合に使うのが特徴です。
たとえば、
- 貯金が殖えた
- 家畜が殖えた
などのように、財産や生き物のような「増えることで価値が上がるもの」に使われるのが「殖える」です。
数が増えている点では同じですが、限定的な使い方になっているんですね。
どっちを使えばいいの?
普段は「増える」の方が圧倒的によく使われるので、ついつい何でも「増える」で済ませがち。
でも、「殖える」の意味やニュアンスもちゃんと覚えておくと、より正確な日本語が使えるようになります。
私もこの違いを知って、ちょっとかしこくなった気分です。
本当に、いい質問をありがとうございました!
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