【人を引きつける話し方・プレゼン】
人を引きつける話し方って、どうすればいいの?アウェー感を感じるか、一体感を感じるか!

人を引きつける話し方[スピリット・ボイス トレーニング327]

※ スピリット・ボイスは、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識でラクに楽しく話すボイストレーニングです ※

今回は、落ち着いて人をひきつける話し方ってどうすればいいんでしょうか?というご質問です。

聞いてくださいね!というエネルギーのこもった気持ちで話すのが、一番重要だと思いますが、今回は、違う方法をお伝えします。

私の考えたテクニックで「サラウンド効果」というトレーニングがあります。
「1、2、サーン」で後ろに「意識」を置いて、後ろから左右に伸ばして行くイメージで声を出します。
左右に声を伸ばしながら円を描き、目の前に大きなサークルを作ります。
そのサークルの中に、引きつけたい人を入れます。
サークルの中にいるのは、私と目の前の方々で、一緒にいるという一体感を作り出すことができます。
私のテリトリーの中というイメージです。

私は昔、ホテルで一番大きな会場での司会を何度かやったことがあります。
立食パーティーで1000人ほどの方々がいらっしゃるんですが、その中で私が知ってるのは主催の方だけです。
お客様は知らない方ばかり。
そんな大きな会場で、私一人ポツンといると思うと、アウェーな気持ちになるのです。
ひとりぼっちと思うと、声にひとりぼっち感が滲み出てくるんです。
「皆様ただ今から、○○を始めてまいります。どうぞよろしくお願いします」と、私の声は会場に響くけれども、皆様は、なんか喋っている、ぐらいにしか聞いてもらえません。

そこで「サラウンド効果」です。
気持ちを、大きな会場の壁沿いに左右に伸ばして、大きなサークルを作ります。
声はマイクに向かって話すので、壁沿いに自分の意識を回すのです。

そうすると会場全部が私のテリトリーになります。
すると私の意識はアウェーじゃなくなって、失礼ながらも1000人の皆様が、私のお友達になります。
仲良しって思うんです。
その仲良しの皆様方に対して、「皆様ただ今から、○○を始めてまいります。どうぞよろしくお願いします」と伝えると、皆様くるっとこちらを向いて、拍手をしてくださったり、微笑んでくださったりするんです。
それからも、皆様仲良し仲良しと思いながら司会の進行をやっていきますと、休憩時間にどちらかの社長さんが「今日、司会ご苦労さん」と、ビールを持って、仲良しな雰囲気で声を掛けてくださいます。

アウェーになるか、一体感になるかの違いです。
一体感になると、私の声が皆様によく届くようになります。
仲良しだから聞いてね、分かりました?ありがとうございます、というような気持ちで伝えますと、皆様も、その気持ちをちゃんと受け取ってくださって、拍手を気持ちよくしてくださるのです。

人を引きつける話し方。
「サラウンド効果」で場を作って、会場の隅から隅まで私がいて、その中で皆様楽しんでくださいね、というようなイメージで話をするのです。
これで引きつけることがかなりできると思います。
焦ったり、オドオドしたり、アウェーではなくなります。
人数は何人でも可能です。
セッションで一対一だったら、小さいサークルを作ってクライアントさんと話をすることができます。
サークルの中は親密な空間になるので、クライアントさんも話がしやすくなります。
私は、チケット買う窓口でも、スタッフの方との場にサラウンドを作って、和やかにいろいろ話をします。
そうするといい情報を貰えたりします。

人を引きつけるには、「サラウンド効果」で自分の居心地のいい場をまず作って、その中に皆様に居心地よくいてもらって、そこでみんなで仲良くするという方法がいいかと思います。
会議やプレゼンのときにも、やってみてください。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「スピリット・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。

「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」スピリット・ボイスは、
あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。 

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