【言葉を変えると心も変わる Changing Your Words Can Change Your Mind】ボイスブログ32
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
日頃使う言葉が自分自身を表している
日頃何気なく使っている言葉が、自分自身のイメージや気分を作っていることは意外に気がつかないものです。
今日は、「普段自分がどんな言葉を使っているか」をちょっと考えてみませんか?
「すいません」を「ありがとうございます」に変えるだけで気持ちが変わる
以前、私が開催したセミナーに参加された主婦の方がお話しされていたことが、とても印象に残っています。
「いつも食材を配達してくれるお兄さんが、『すいません、こちらです』『あ、すいません、こちらです』と毎回謝りながら渡してくれるの。でも、『すいません』と言われながら渡されると、なんだか嫌な気持ちになるのよね。それが『ありがとうございます』に変わったら、私、とっても気分が良くなるのに。」
私もそれを聞いて、「なるほど」と思いました。
確かに「すいません」は丁寧で申し訳ない気持ちを伝える言葉ですが、「ありがとうございます」に変えるだけで、自分も相手も気持ちよくなります。
日常のちょっとした場面で変えられる言葉
私自身も、自転車で道を譲っていただいたときなど、「すいません!」とよく使ってしまいます。
でもよく考えると、こういう時こそ「ありがとうございます!」の方が気分がいいなと反省しています。
「すいません」ではなく、「ありがとうございます」と言うことを意識してみると、不思議と心が温かく、爽やかな気分になります。
言葉だけでなく表情も工夫できる
また、ある時、道で女性とすれ違った際に、ニコッと笑顔で軽く頭を下げてくれたことがありました。
言葉はなくても、その微笑みだけで、「今日はいい日になりそうだな」と心が穏やかになりました。
「袖すり合うも多少の縁」という言葉があるように、小さな出会いや一瞬のすれ違いでも、表情や態度一つで気持ちは大きく変わります。
自分が使う言葉を見直してみよう
日常の中で、ついネガティブな言葉や、自分らしくない言葉を口にしてしまったりすることがあります。
そんな時こそ、その言葉を「きれいな言葉」「前向きな言葉」に置き換えてみましょう。
言葉を変えるだけで、自分の心や周りの雰囲気がぐっと明るく、前向きになるかもしれません。
今日から、自分が使う言葉、笑顔や表情をちょっとだけ工夫してみませんか?
きっと、毎日が素敵になりますよ。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。