印象アップ!言葉遣いのマナー(その1) Language etiquette (part 1) ボイスブログ19
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
文節の最後の音が上がると、ちょっと変?
今日は言葉遣いについてお話しします。
例えばこんな話し方、耳にしたことありませんか?
「私は⤴️夏が⤴️大好きなんですよ⤴️」
どこが変だったのか、一緒に見ていきましょう!
語尾を上げる話し方、直しましょう
まず、「私は夏が」という助詞の音が上がる言い方。
「は」や「が」といった助詞が上がると、耳障りに感じてしまいます。
例えばこんな感じ。
- ✖️「私は〜⤴️」
- ◯「私は⤵️」
- ✖️「夏が〜⤴️」
- ◯「夏が⤵️」
語尾を下げるだけで、ぐっとスマートに、知的に聞こえます。
さらに、「大好き」という気持ちを伝えるときも、自分の気持ちに「?」をつけないよう注意しましょう。
- ✖️「大好き?」
- ◯「大好き」
例えば、
- ✖️「これは…うちわ?です」「これ紙?です」
- ◯「これは、うちわです」「これは、紙です」
当たり前のことには、「?」を付けないようにしましょう。
「〜ですよ」は友達言葉
次に気をつけたいのが、「よ」という語尾です。
これはお友達同士のカジュアルな会話に限定しましょう。
例えば、
- ✖️「こちら新製品なんですよ」
- ◯「こちら新製品なんですね」
- ◯「こちら新製品なんです」
お客様や目上の方との会話では「よ」は使わず、「ね」を添えたり、きっぱりと言い切りましょう。
最初の例も直してみると…
- ✖️「私は夏が大好きなんですよ⤴️」
- ◯「私は夏が大好きなんですね」
語尾が「よ」と上がってしまう癖は、知らないうちに浸透してしまっていることも多いですが、ちょっと意識して直すだけでぐっと素敵な言葉遣いになります。
「ですよね」の押し付け感に注意!
もうひとつ気をつけたい言葉が、「ですよね」です。
例えばリポーターだとしたら、
- 「今日はお花畑に来ています。ご覧ください、とっても綺麗ですよね」
というのと、
- 「今日はお花畑に来ています。ご覧ください、とっても綺麗ですね」
では、印象がかなり違いますね。
違いが分かりますか?
「ですよね」という言葉には、「そう思ってよね!」という、ちょっとした押し付けのようなニュアンスが入っています。
一方、「ですね」というのは純粋に自分の感想や気持ちを伝える表現になります。
無意識に「ですよね」を使っている人も多いので、改めて自分の言葉遣いを意識してみることをおすすめします。
言葉遣いはちょっとした意識から
今日は言葉遣いのポイントをお話ししました。
- 助詞は上げずに下げる
- 当たり前のことには「?」をつけない
- 「よ」は友達にだけ使う
- 「ですよね」の押し付け感に注意
ちょっとしたことですが、これらを意識するだけで、あなたの言葉遣いがぐっと魅力的で洗練されたものになります。
ぜひ試してみてくださいね!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。