【心を動かす話し方 抑揚をつけて話そう Moves people’s hearts: Speak with intonation 】ボイスブログ22
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
ペン一本でできる抑揚の練習
今日は、ペン一本だけを使って簡単にできる「声の高さ」の練習方法を紹介します。
どなたでもすぐ始められますよ!
練習方法
まず、ペンを一本用意してください。
準備ができましたか?それでは始めましょう!
ペンをおでこのちょうど眉間のあたりに、眉毛に平行にセットします。
顔からペンまでの距離は、2〜3cmほど空けてください。
形をキープしながら練習を進めますよ。
私は、このペンを「声のハードル」と名付けました。
言葉がペンをピョーンと飛び越えるようなイメージで声を出していきましょう!
実践練習スタート!
では、「おはようございます」で練習です。
①まずはハードルを飛び越えない言い方。普通のテンションで言ってみましょう。
「おはようございます」
②次に、「は」が、ペン(ハードル)を飛び越えるように言ってみましょう。
「おはようございます!」
もう一度、飛び越えましょう。
「おはようございます!」
どうですか?飛び越えられましたか?
続いて、「ありがとうございます」でも練習しましょう。
①飛び越えないバージョン
「ありがとうございます」
②「り」が、ペンを飛び越えるバージョン
「ありがとうございます!」
もう一回行きますよ。
「ありがとうございます!」
しっかり飛び越えることができましたか?
練習してみて感じたことは?
さあ、今「おはようございます」と「ありがとうございます」を練習してみて、どんな気持ちになりましたか?
心が浮き立つような、楽しい気持ちになりませんでしたか?
「おはようございます」と声が高くなった瞬間、心も一緒に上がるのを感じることができますね。
実は、「声の高さ」と「心の動き」って密接に関係しているんです。
声が高くなったり低くなったりするのと同じように、私たちの心もまた、上がったり下がったりしています。
このように、声の高さを使うことで自分の心が動き、その心が動いた声が相手に届いた時、相手の心が動かされるのです。
「おはようございます!」「ありがとうございます!」
こうして声の高低で気持ちをのせて発すると、聞いている相手の心も自然に動いてしまうんです。
これが、『心を動かす話し方』ということなんですね。
日常に取り入れてみよう
ぜひ日頃から、このペンを使ったトレーニングを思い出してみてください。
声の高さを意識しながら話すことで、自分自身も相手も楽しい気持ちになれるはずです。
今日はペン一本でできる簡単な「声の高さのトレーニング」をお伝えしました。
ぜひ試してみてくださいね!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。