【早口な人は損をする? Talk fast are at a disadvantage】ボイスブログ24
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
滑舌が良くても「早口」には要注意!
話すのが得意で、ついつい早口になってしまう方っていますね。
滑舌がいいと話の内容はわかる、しかし早口には意外な落とし穴があります。
早口で話してしまうと、相手はせかされているように感じることがあります。
頭の回転が速いと思われるメリットはあるかもしれませんが、聞いている側からすると、どうしても落ち着かない印象になってしまうんです。
ゆっくり話すと相手に伝わる理由
実際、ゆっくりと話したほうが相手には言葉がしっかりと伝わります。
例えば、「ありがとうございます」という言葉を早く言うと、「あざっす!」と聞こえます。
あっという間に言い終わります。
ゆっくり伝えるのと早く伝えるの、時間を計ってみると、たったの1~2秒の違いにしかなりません。
でも、この1秒や2秒が、相手の受け取る印象を大きく変えるのです。
ゆっくりしっかり伝えることで、相手に丁寧に響きます。
1秒、2秒の違いが「大切にされている」感覚を生む
早口で「あざっす」と言われると、何となくあっさりとした感じで終わってしまいます。
しかし、目を見ながらゆっくりと「ありがとうございます」と伝えられると、聞いた人は「丁寧に大事にしてもらった」と感じます。
それはなぜでしょう?
理由はシンプルで、相手が自分に向き合ってくれる時間が1秒、2秒と長くなるからなのです。
ほんの少しの違いでも、気持ちは大きく変わります。
アイコンタクトと笑顔も「ゆっくり」で印象アップ!
例えば、こんな場面を想像してみてください。
「すいません、資料です、お願いします。」
と相手に資料を渡す時に、相手の目を見ることなく渡したらすぐに視線をそらしてしまうと、何だか寂しい印象になってしまいます。
でも、ゆっくりと相手の目を見て、笑顔で「お願いします」と言うと、どうでしょう?
相手は「ちゃんと自分に気持ちを向けてもらえた」と嬉しく感じます。
ここでもやっぱり、ほんの1秒や2秒の違いが、印象を大きく左右しています。
今日から実践したい「3つのポイント」
ぜひ今日から、このちょっとした工夫を試してみませんか?
- 言葉をゆっくりと丁寧に話す
- 少しだけ長めのアイコンタクトを心がける
- 話した後は、笑顔で締めくくる
これを心がけるだけで、話している自分自身も気持ちよくなり、周りの雰囲気まで変わってくるはずですよ。
ぜひ、今日から始めてみてくださいね!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。