【「ので」と「のに」の違いを解説! “Node” vs “Noni” – Easy Explanation】日本語レッスン94
「ので」と「のに」って、どう違うの?
「ので」と「のに」。
このふたつ、どちらも「〜だから」「〜なのに」と訳されることが多いけど、どう違うの?どう使えばいいの?という質問をいただきました。
今回はその疑問に、日本語教師ガティ先生がわかりやすく説明してくれました。
「ので」は、前のことが原因で後のことが起こるとき
例えば、こんな文があります。
「雨が降ったので試合は中止になりました」
ここでの「ので」は、「雨が降った」→「試合が中止になった」という、前のことが原因で、後のことが起きたという因果関係を表しています。
同じように、
「時間になったので終わります」
これも「時間になった」→「終わる」という流れです。
「ので」は、基本的に「だから」「〜という理由で」と言いたいときに使います。
「のに」は、前のことがあったのに、予想と違うことが起こったとき
次に、「のに」の使い方です。
「雨が降っているのに試合をやっている」
普通、雨が降ったら試合は中止になりますね。
でも、この文では「雨が降っているのに(普通と違って)試合をしている」と、予想と違うことが起きています。
もう一つの例は、
「時間になったのにまだライブしている」
「時間になったら終わるはず」なのに、「まだライブしてる」という驚きや違和感があります。
「のに」は、「〜にもかかわらず」「なのに」と訳されることが多く、前と後ろがつながらない、意外な結果を表すときに使います。
まとめ
表現 | 意味・使い方 | 例文 |
---|---|---|
ので | 原因・理由を表す | 雨が降ったので試合は中止になった。 |
のに | 意外・反対の結果を表す | 雨が降っているのに試合をしている。 |
この違いが分かると、日本語のニュアンスがもっと伝わるようになります。
状況に応じて、うまく使い分けてみてくださいね!
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
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