【「やっと」と「とうとう」どう違う? Yatto vs Toutou: What’s the Difference?】日本語レッスン35
やっとの意味と使い方
「やっと」と「とうとう」、似ていますが、微妙な違いがあります。
まず、「やっと」について見てみましょう。
「やっと」は、苦労して実現したことに使われる表現です。
苦労した後にようやく達成できたことへの嬉しさや、報われたという感情が込められています。
例えば、
- 「やっと料理が出来上がった!」
- 「有名店に3時間並んでやっと食べられた、美味しかった!」
このように、「やっと」には喜びや満足感が含まれています。
とうとうの意味と使い方
次に、「とうとう」について説明します。
「とうとう」は、長い時間をかけて最終的にある結果に至ったことを表します。
その結果はプラスでもマイナスでも使われます。
例文を見てみましょう。
- 「ずっと待っていたのに、とうとう彼は来なかった」
- 「空が曇っていたが、とうとう雨が降ってきた」
これらの例からもわかるように、「とうとう」は、しばしば期待外れやマイナスの結果と関連付けられます。
しかし、必ずしもマイナスだけではありません。
- 「住民が待ちに待った橋がとうとう完成した!」
というように、待ち望んでいたことが実現した場合にも使われます。
「やっと」と「とうとう」の違い
改めて、「やっと」と「とうとう」の違いを整理しますね。
- やっと:苦労して達成した喜びや報われる感覚がある。
- とうとう:長い期間を経て結果が出ることを表し、結果がプラスの場合もマイナスの場合もある。
簡単に言うと、「やっと」は「嬉しい・満足」のニュアンスが強く、「とうとう」は「ついに起こった」という最終的な結果を示すニュアンスが強いです。
ぜひ会話や文章で意識して使い分けてみてくださいね!
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