【閉じると閉めるの違い Difference of “Tojiru” and “Shimeru”】日本語レッスン56

「閉じる(とじる)」と「閉める(しめる)」

「閉じる(とじる)」と「閉める(しめる)」今回は、この二つの動詞の違いと具体的な使い方を解説します。

【閉じる】の使い方

「閉じる」は、「広がっていたものを元の状態に戻す」、「続いていたものが終わる」というニュアンスで使われます。

具体例としては、以下のようなものがあります。

  • 本を閉じる
  • 傘を閉じる
  • 足を閉じる
  • 会議を閉じる
  • 生涯を閉じる

これらの例では、開いたり広がったりしているもの、または継続している状態を元の閉じた状態や終了した状態に戻すときに使います。

【閉める】の使い方

一方、「閉める」は、「横にスライドして開いていたものを元に戻す」、「物を使って固定し動かないようにする」、「通っていたものを通らないようにする」ときに使用します。

具体例としては、以下のようなものがあります。

  • 襖(ふすま)を閉める
  • カーテンを閉める
  • 鍵を閉める
  • 蛇口を閉める

ここでは物理的に動かしたり、固定したりして閉じる動作がポイントとなります。
つまり、開閉の仕組みが具体的である場合が多いです。

難しいですが・・・

この二つの言葉は、意味も近いために混乱しやすいです。
ニュアンスや使用する場面を覚えておくと使い分けがしやすくなります。

  • 「閉じる」は状態を終える・元に戻す
  • 「閉める」は物理的な動きや固定を伴う

微妙な違いですが、知っておいてください。

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