【終わりとおしまいの違い The Subtle Difference Between “Owari” and “Oshimai”】日本語レッスン Japanese lesson 162
終わりとおしまい、何が違うの?
「終わり」と「おしまい」、どちらも物事の「終了」を意味する言葉です。
でも、ちょっとした違いがあるんです。
まずは共通の意味
両方とも、「続いている物事が途切れる」という意味では同じ。
つまり、ずっと続いていたものがそこでストンと終わる、その感覚は共通しています。
「終わり」は礼文や重みのある場面で
「終わり」は、フォーマルな文や、やや重たい結末を語る時に使われることが多いです。
たとえば、
- 「この世の終わり」
- 「一巻の終わり」
このように、どこかしら「悪い結末」や「深刻な終結」を連想させるときに使われます。
「おしまい」は会話向き
一方、「おしまい」は会話の中でよく登場します。
たとえば、
- 「この話はこれでおしまいにしよう」
- 「店じまい」
このように、より柔らかく、日常的な響きを持っています。
ちなみに、「しまい」に「お」がついたものが「おしまい」。
言葉として丁寧になっているんですね。
要するに…
- 「終わり」=フォーマル、文語、重みのある場面、悪い結末などにも使う
- 「おしまい」=会話、日常、柔らかく終わるときに
意味は同じでも、使い方や場面によって選ぶ言葉が変わってくるんですね。
なるほど、これでスッキリですね。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
池本美代子のTikTok Miyomin Voice tiktok.com/@miyomin22