【「五月雨(さみだれ)」の美しい響きと意味 The Beautiful Sound and Meaning of “Samidare”】日本語レッスン86

「五月雨」って、どう読むの?

先日、「五月雨って「さみだれ」って読むんですか?」という質問をいただきました。
そうです、「五月雨」と書いて「さみだれ」と読みます。
とても美しい響きの言葉ですね。

でも、どの漢字にどの読み仮名(ルビ)をふったらいいのか迷ってしまい、日本語教師のガティ先生に質問したところ、これは「熟字訓(じゅくじくん)」と呼ばれる特殊な読み方だと教えてもらいました。

「熟字訓」とは?

熟字訓というのは、複数の漢字を使い、どの漢字がどの音を表すのか特定できない読み方のことを言います。
例えば「紅葉」と書いて「もみじ」と読みますが、どの漢字が「も」でどれが「み」なのか明確にできません。
これが熟字訓です。

「五月雨(さみだれ)」の意味

「五月雨」とは、旧暦の5月ごろに長く降り続く雨のことを指します。
現在の暦でいうと、ちょうど6月頃の梅雨(つゆ)にあたります。

6月頃は、本当に雨が多くなりますね。
雨やだなあとは思わずに、傘をさして長靴を履いて、カッパを着て、ぜひ雨を楽しんでください。

私も今年は新しい長靴が欲しいなあと思っています。

梅雨のシーズンになったら、「五月雨」という美しい言葉を思い出し、少しでも心豊かに雨の日を過ごせたらいいなと思います。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

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