【大きな声、響く声になる】
うちわを背中にさして後ろを意識してみよう!
うちわを背中にさしてみよう![スピリット・ボイス トレーニング308]
※ スピリット・ボイスは、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識でラクに楽しく話すトレーニングをしています ※
後ろに意識をおいて話す「スピリット・ボイス」なのですが〜〜、「後ろがわかりません!」と思われる方もいらっしゃいます。
私は、自分の感覚・イメージだけで話してしまうので、本当にわかりにくくてすみません。
わかりにくいことをわかりにくいことばでお伝えしているので、本当にわかりにくいですね。
では、わかりやすい方法をお伝えします。
うちわをご用意ください。
そのうちわを、背中にさします。
すると体が、頭の後ろに何かがあるぞ!と、感知します。
何かが後ろにある!と感じることができると、「後ろ」がわかります。
もし、服の襟が大きくて、うちわがうまく後頭部に当たらないときは、うちわを抑えるように薄いハンガーをうちわにプラスしてさしてみると良いですよ。
いい声になるために、ちょっと変ですが、やってみてください。
うちわをさして、うちわが後頭部にあたっているぞと感じてみます。
普段、自分の意識は顔の前辺りにあるとすると、後頭部にうちわを感じることで、意識が、自分の前から後ろに移動します。
うちわと後頭部の接点だけに意識を集中して話をしてみると、それだけで声が変わります。
「1、2、サーン」の掛け声ですと、勢いで思いがけずパワフルな声が出るので、これでも十分いい声になるのですが、もっとシビアに後ろを感じようと思ったら、うちわでの練習がとてもいいと思います。
それでは、接点だけに意識を集中して、文章を読んでみましょう。
あなたの目を、接点のところに移動させ、後ろの目で文字を見ながら読んでみます。
後ろの目で文字を読むことはできます。
本当の目で文字を見たとたん、声が変わります。
後ろの接点だけに本当に集中して読むことで、後ろで話すということがわかってきます。
ここから発展して「1、2、サーン」の掛け声で、さらに後ろに意識を置く練習をします。
意識が後ろに行けば行くほど、人間の厚みが出て、懐が深くなっていきます。
意識を後ろに置く基本となるのが、うちわと後頭部の接点です。
この練習で、意識を後ろに置くことで声が変わるんだなということが、体感できると思います。
いい声のために、ぜひうちわを背中にさいしてみてくださいね〜!
池本美代子YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/user/miyomin
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「スピリット・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」スピリット・ボイスは、
あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。