【人前で話すと頭が真っ白の解決法 Solution to blank mind when speaking in public】ボイスブログ56

※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※

人前で話すと頭が混乱すること、ありませんか?

人前で話す時、急に頭が真っ白になったり、話す内容がこんがらがってしまうことがあります。
特に多くの人の前だと緊張も増し、「何を言おうとしてたっけ?」となることがあるのです。

そんな時、どうすれば良いのでしょうか?

頭が真っ白になる原因とは?

なぜ人前で話すときに頭が真っ白になってしまうのかというと、原因はとてもシンプルです。

それは、「話す自分」と「考える自分」が同じ場所にいるからなのです。

どういうことかというと、話している最中に、次に何を話そうかと考える「考える自分」と、実際に話している「話す自分」が同じ場所で混じり合ってしまうため、混乱してしまうわけです。

つまり、自分が話している内容と考えていることが絡み合い、「あれ?次何言おうとしてたんだっけ?」と混乱状態になってしまうのです。

解決法:「話す自分」と「考える自分」を分離しよう

では、どうすればこの混乱を防げるのでしょうか?

方法は、「考える自分」と「話す自分」を別の場所に置くことです。

具体的には、次のようにします。

まず、実際に言葉を発する「話す自分」は、今ここにいるとして、「考える自分」を頭の中で少し離れたところ、つまり俯瞰した場所に持っていくのです。

「俯瞰の場所」で考えるクセをつける

では実際にどうすればよいかというと、まず「1、2、3」と掛け声をかけ、意識を頭の後ろの少し上、離れた位置にある「俯瞰の場所」へと移動させます。

そこで、「考える自分」が次に話す内容をひらめき、「話す自分」へとその内容を送り込むイメージです。

つまり、

  • 「俯瞰の場所」で内容を考え、ひらめく
  • 「話す自分」がそのひらめいた内容を落ち着いて伝える

という流れを作ります。

こうすることで、「話す自分」と「考える自分」が明確に分かれ、頭が真っ白になることや混乱が防げるようになるのです。

俯瞰の意識がラポール・ボイスの基本

この「俯瞰の場所」に意識を持ちながら話すことが、「ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)」の基本的な考え方です。

常に冷静な「俯瞰している自分」が次に話す内容を着々とひらめかせ、それを「話す自分」が堂々と伝える、ということです。

この状態で話すと、状況が見えなくなったり、場の空気が読めなくなることもなくなります。
突然焦ってとんでもないことを言ったりするミスも防げます。

俯瞰意識のトレーニングを始めよう!

いつも人前で話すときに頭が真っ白になってしまう方は、ぜひこの「俯瞰の場所」に意識を置くトレーニングをしてみてください。

具体的なトレーニング方法は、私のブログや動画でたくさんご紹介していますので、ぜひそちらを参考にしてみてくださいね。

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

(俯瞰クラブは終了しました)

※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。

「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。 

池本美代子ブログご購読

ご登録いただきますと、池本美代子ブログの更新のご案内をメールでお届け致します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です