【スムーズに話す!母音の無声化 Vowel Silence】ボイスブログ51
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
関西弁の「苦手な音」の特徴
私も関西に住んでいますので、普段関西弁を使います。
この関西弁を話す人には、ちょっと苦手な部分があります。
それが「母音の無声化」です。
例えば、「タクシー」ですが、「ク」をはっきりを言ってしまうんです。
他にも「ネクター」や「ネクタイ」といった言葉がそうです。
どうしても、全ての音をしっかり発音してしまうんです。
もちろん、これは方言の一種ですから、普段の会話なら全然問題ありません。
でも、ビジネスシーンではちょっと気をつけたいポイントもあります。
「です ます」の改善ポイント
ビジネス上で特に注意した方がいいのは、「〜です」「〜ます」です。
例えば電話で、「あ、そうです。はい、そうです」と言う時に、関西弁だと「あ、そうですぅ。はい、そうですぅ」という感じで、「す」をしっかり発音してしまいます。
「す」を殆ど声にならない「ㇲ」にします。←※音にならない「す」を「ㇲ」で表してみました。
「そうでㇲ。はい、そうでㇲ。」とすると、ぐっとスマートで洗練された印象になります。
つまり、
- 「そうですぅ」→「そうでㇲ」
- 「ますぅ」→「まㇲ」
というイメージです。
簡単にできる改善方法
意識しすぎると、逆に不自然になってしまうので、音にならないㇲを心掛けるだけで大丈夫です。
完全に母音を無声化できなくても、「です」「ます」だけを軽く意識するだけで、かなり違います。
この小さな意識だけで、ビジネス電話の印象がぐっと引き締まり、「かっこいい」話し方になるんです。
まとめと実践のすすめ
今日からぜひ、「です」「ます」の練習をしてみてください。
全部完璧にできなくても構いません。
この小さな工夫だけで、あなたの話し方が洗練され、ビジネスシーンでも好印象になります。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
(俯瞰クラブは終了しました)
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。