【焦らないで話すコツ 滑舌も改善! Tips for speaking without rushing】ボイスブログ50
※ ラポール・ボイス(元スピリット・ボイス)は、ネガティブなことを考えてしまいがちな目の前の意識を、「1、2、サーン」の掛け声で、自分の後ろ斜め上30センチに飛ばし、俯瞰の意識で心を開放して話すボイストレーニングです ※
「させていただきます」が言いづらい理由
「させていただきます」という言葉、言いづらいと感じる人は多いです。
特に、さ行の発音が苦手な場合、この言葉を話す際に焦ってしまい、うまく言葉が出なくなります。
私自身も昔は本当に苦手でした。
その理由は、口の前の方でなんとか音にしようとして意識の焦点が前にいってしまうからです。
さらに急いで話そうとすると焦りが生じ、言葉が詰まって言えなくなってしまうのです。
焦りが滑舌を悪くする原因
焦ってしまうと、言葉が早口になり、不明瞭になります。
それが繰り返されると、自信を失ってがっくりと落ち込んでしまいます。
滑舌を良くするためには、焦らないことが非常に重要です。
焦りの気持ちは口元や顔の前面に意識があるときに生じやすいため、意識を後ろに持っていくことがポイントになります。
意識を後ろに持つ練習方法
滑舌改善のための簡単な練習法を紹介します。
まず、自分の頬に手を当ててみてください。
そうすると意識が顔の中、つまり内側に向かっていき、落ち着いてきます。
この状態でゆっくり「させていただきます」と言ってみましょう。
次に、音を作る位置を意識的に耳の下あたり、つまり口の奥に設定します。
ここを意識すると、さらに落ち着いたトーンで話せるようになります。
もっと進んで、意識を後頭部まで持っていきます。
「させていただきます」というフレーズを後頭部やその少し後ろあたりから声が出ているイメージで言ってみましょう。
この感覚を掴むことで、滑舌が劇的に変わります。
意識を後ろに持つメリット
意識を後頭部に持つことで、焦りがなくなり、ゆったりと自信を持って話せるようになります。
声が前のめりにならず、俯瞰して冷静に話すことができるため、滑舌が改善されるだけでなく、堂々とした印象を与えることもできます。
さらに、この方法を続けていくと、話すこと自体に対するドキドキや緊張も減っていきます。
そして、自分らしい表現が自然にできるようになるのです。
意識を変えるだけで滑舌改善
「させていただきます」をきれいに話すポイントは、たった一つ。
「焦らず、意識を後ろに持っていく」だけです。
自分が焦っていると感じたら、後ろに意識を移動してゆっくりと話すことを心がけましょう。
この意識の使い方が、滑舌を良くし、自信を与えてくれます。
ぜひ、今日から実践してみてください。
池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin
(俯瞰クラブは終了しました)
※ 俯瞰で話すボイストレーナー 池本美代子 ※
「ラポール・ボイス」は、「俯瞰(ふかん・上から全体を見る)」に意識をおいて話すボイストレーニング法です。
「意識を変えるだけで勝手にいい声になる」ラポール・ボイスは、あなたがさらにあなたらしくなるボイストレーニングです。