【鼻濁音ってなに Nasal Voiced Sounds in Japanese】日本語レッスン100

鼻濁音(びだくおん)って聞いたことありますか?
日本語を話す上で、ちょっとした発音の工夫があるんです。

ガ行がちょっと変わる?

「ガギグゲゴ」っていう発音、強い語調に感じますが、鼻濁音になるとちょっと鼻にかかったような優しい音になります。
いわゆる「が行鼻濁音」です。

アナウンサーは、この鼻濁音を記号で表すとき、「゛」じゃなくて「゜」を使って書くんです。
普段の日本語にはこんな表記はありませんが、発音の違いを見分けるためのマークとして使われているんですね。

いつ鼻濁音を使うの?

ポイントは2つ!

  1. 単語の最初に来るガ行音は普通の濁音  → 例:「ガラス」「ゲーム」など
  2. 単語の途中や語尾に来るガ行音は鼻濁音  → 例:「ありか°とう」「やき°」など

カタカナで書くような**外来語(がいらいご)**は、普通の濁音で発音します。  → 例:「ゴール」「ギター」など

でも、「オルガン」みたいに、すっかり日本語として定着している言葉は、鼻濁音で発音されることもあります。

数字の「5」はどう読む?

「25歳(にじゅうさい)」のように数字としての「5」は、しっかりと普通の濁音で「ゴ」と読みます。
でも、言葉の中で数を数える意味ではなく、名前などに使われているときは、鼻濁音になります。

まとめ

  • 「ガ行」の音は、単語の位置によって鼻にかかった音(鼻濁音)になる
  • 最初に来る「ガ行音」は普通の濁音
  • 外来語や数字は濁音でOK

使えるようになると、スムーズな話し方になりますよ!

池本美代子YouTubeチャンネル youtube.com/@miyomin

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